» 2011 » 1月 » 18のブログ記事

 さて、懸命なる読者諸君!いよいよ始まった「静岡SF大全」なのであるが、多くの諸兄は疑問をお持ちのことと思う。昨年の「東京SF大全」では、「一の日会」の故事にちなんで毎月1のつく日に更新が行われた。だが、今回は静岡である。さてどうしたものか?そもそも静岡市内ではSF大会が開かれたことすらなく、過去に一度浜松で開かれたのみである。在住作家もかなり少なく、SFファンの活動も活発ではないのではないか。そう考えて当然である。
 だがしかし。在住作家の一人である黒葉雅人氏は言うのである。
 
 実はかつて密かに静岡SF作家協会を作ろう、と考えたことがあります。僕がSF作家クラブの新人賞をいただいたので、作家協会を作ろうと。でもよく考えたら、いま実際に住んでる方はあと辻真先さんしか思い浮かばなかった。二人しかいないんじゃ協会にはならない。協って言うぐらいだから、作家は三人以上いないと。え、協の字の「カ」三つってサッカのカじゃないんですか?
 その時会合を開く日も考えたんですよ。ええ。どうせなら静岡の字にちなもうと。静岡の「静」の字を分解してみたんですよ。したらどうです、「1」「三」「月」つまり第一・第三月曜日ということですよ。この日に岡山で会合を開けばいい。え、遠い?じゃあ岡崎ぐらいで。静岡じゃない?仕方ないなあ。伊東市に「岡」って番地があるから、そこにしましょうか。え、そういう話じゃない。そうですか。
 でも、「東京SF大全」がちなんだ「一の日会」が「一のつく日」に会合を行っていたのは、「東」の書き始めが「一」「日」だからでしょう? え? 全然違う? ごめんなさい。
 あ、そういえば「静」の字のツクリの「争」が余りましたね。こっちを分解すると「ク・コ・ナ」ですか。クコナって何ですかね。組み替えると「泣く子」…「泣く子と地頭には勝てない」ううむ。これは無視すると「争」のもとかもしれませんね。
 「1・三・月」の次に来るのは「ク」ですから、「クの日」を不定期に用いるというのはどうでしょう? 9日・19日・29日を「クの日」にして、「静岡SF大全」の枠にはいりきれない本格的な論考やゲスト原稿などは、ここで扱うようにすれば。ああ、もちろん、ぜひ書きたい「静岡SF大全」があれば、それもOKです。ああ、毎回でなくていいですよ。「泣く子」は甘やかすと、ろくな人間に育ちませんからね。
 ……それもいいなあ。というわけで、そうなった。「静岡SF大全」は、黒葉氏の構想にちなんで毎月第一・第三月曜日には毎回、そして「9」のつく日には不定期に更新される。
 
後日、電話でのやりとり。
「あの、高槻さん、これ一月一日に僕から聞いたことにしてもらえませんか」
「はあ、いいですけどなんでです?」
「去年のTOKONでもエイプリルフール企画が盛り上がったじゃないですか。僕もそれにちなもうかと」
「あれは四月一日ですよ!」
 というわけで、本項目に登場する黒葉氏はフィクションであるらしい。実在するいかなる黒葉氏とも関係ありません。ということにしておこう。でも、せっかくなので本ブログは毎月第一・第三月曜日と、時々飛び入りで参加があった際には「9」のつく日に更新される、ということにしておこう。

こちら、リアル黒葉氏の著作「宇宙細胞」。未読の方はこれを機会にどうぞ

宇宙細胞 [単行本] / 黒葉 雅人 (著); 徳間書店 (刊) 宇宙細胞 [単行本] / 黒葉 雅人 (著); 徳間書店 (刊)
 
 ……というわけで、
 さっそくですが、明日は19日です。第一回目は藤田直哉さんの静岡SF論でスタートします。ご期待ください。(高槻真樹)